携帯電話(スマホ)の機種変更前後にやることは?準備・注意点・手順などを解説

携帯電話(スマホ)の機種変更前後にやることは?準備・注意点・手順などを解説
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2026.10.19

携帯電話(スマホ)の機種変更をしたいものの、なにを準備し、どのような手順で進めればよいのかわからず、不安に感じる方もいるのではないでしょうか。事前準備や注意点、具体的な流れなどを把握しておけば、機種変更をスムーズに進められます。

今回は、携帯電話(スマホ)の機種変更の事前準備から注意点・手順、終わった後にやることなどを解説します。

目次

スマホの機種変更を検討すべきタイミング

スマホの機種変更は、いつでも好きなタイミングで実施できます。新発売のスマホを購入したいときや、スマホの分割払いが終わったときなどに機種変更する人も少なくありません。

ほかにも、次のいずれかの状況のときは機種変更を検討してみましょう。

・バッテリーの劣化や動作の重さを感じたとき
・OS・セキュリティ更新の提供が終了したとき
・おトクなキャンペーンや分割払い終了のタイミング

それぞれの状況について解説します。

バッテリーの劣化や動作の重さを感じたとき

充電の持ちが悪くなったり、アプリの起動に時間がかかったりする場合、バッテリーやスマホ本体が劣化している可能性があります。バッテリー交換で改善することもありますが、動作の重さなど、ほかの不具合も見られる場合は、機種変更を検討しましょう。

OS・セキュリティ更新の提供が終了したとき

iPhoneやAndroid™スマホでは、機種ごとにOSアップデートやセキュリティ更新の提供期間が異なります。発売から年数が経過した機種では、これらの更新が提供されなくなることがあります。

OSアップデートやセキュリティ更新の提供が終了したスマホを使い続けると、ウイルス感染や不正アクセスの危険性が高まるほか、最新のアプリをインストールできなくなることもあります。

安全かつ快適に使い続けるためには、機種変更を検討しましょう。

おトクなキャンペーンや分割払い終了のタイミング

携帯電話会社や家電量販店などでおトクなキャンペーンが実施されているときは、機種変更を検討するタイミングのひとつです。機種代金の割引やポイント還元を受けられる場合があるため、機種変更を考えているなら、利用できるキャンペーンがないか確認してみましょう。

また、現在使っているスマホの分割払いが終了する時期も、機種変更を検討しやすいタイミングです。分割払いの途中でも機種変更はできますが、残りの代金は引き続き支払う必要があるため、支払い状況を確認したうえで判断しましょう。

自分でスマホの機種変更をする際の事前準備・注意点

スマホの機種変更をスムーズに進めるには、古いスマホが手元にあるうちに済ませておきたい準備があります。事前準備・注意点は主に以下のとおりです。

・データのバックアップを取る
・LINE・ゲームなどアプリの引き継ぎ準備をする
・電子マネー・決済サービスの引き継ぎ手続きをする
・契約内容・解約条件を確認する
・キャリアメールを引き続き利用する場合は持ち運びサービスを利用する

それぞれ順番に解説します。

なお、Androidスマホはメーカーや機種によって操作方法やメニューの名称が異なります。今回は、Androidスマホの一例として、Galaxy S22の手順をもとに紹介します。

データのバックアップを取る

機種変更の前に、連絡先や写真・動画などのデータをバックアップしておきましょう。iPhoneではiCloud、AndroidスマホではGoogle One バックアップを利用して、データをそれぞれのアカウントに保存できます。新しいスマホでバックアップ時と同じアカウントにログインすると、データを復元できます。

ただし、アプリによってはスマホ本体のバックアップだけではデータを引き継げません。各アプリで必要な準備もあわせて進めましょう。

LINE・ゲームなどアプリの引き継ぎ準備をする

LINEは、機種変更の前後でOSが同じか異なるか、どのバックアップ方法を利用するかによって、引き継げるトーク履歴の範囲が異なります。

「かんたん引き継ぎQRコード」を使えば、iPhoneとAndroidスマホの間など異なるOS間でも、直近14日間のトーク履歴を引き継ぐことが可能です。異なるOS間で、15日以上前のテキストメッセージを含むトーク履歴を引き継ぎたい場合は、LYPプレミアム会員特典の「プレミアムバックアップ」を利用する必要があります。

また、ゲームアプリなどは、データの引き継ぎにコードの発行やアカウント連携が必要な場合があります。機種変更の前に、各アプリの公式サポートページで引き継ぎ方法を確認しておきましょう。

電子マネー・決済サービスの引き継ぎ手続きをする

Apple Payやおサイフケータイ®に登録した電子マネーは、スマホ本体のバックアップでは引き継げず、サービスごとに引き継ぎの手続きが必要です。ここではモバイルSuicaを例に、機種変更時の手順を紹介します。

iPhone同士の場合(Apple Pay)
1.古いiPhoneで「ウォレット」アプリを開き、Suicaを選択してカードを削除する
2.新しいiPhoneで「ウォレット」アプリを開き、「+」>「以前ご利用のカード」からSuicaを追加する

古いiPhoneでカードを削除しても、残高や定期券の情報は消えずにモバイルSuicaのサーバーに預けられた状態になります。

ただし、再設定には新旧どちらのiPhoneでも同じApple Accountでのサインインが必要なため、アカウント情報を事前に確認しておきましょう。

Androidスマホ同士の場合(おサイフケータイ)
1.古いスマホで「モバイルSuica」アプリを開き、「会員メニュー」をタップする
2.「カードを預ける(機種変更)」をタップする
3.画面の案内に沿って、「おサイフケータイ」アプリでSuicaの預け入れを行う
4.新しいスマホで「モバイルSuica」アプリを開き、「以前の端末からSuicaを移行する(機種変更)」をタップする
5.画面の案内に沿ってSuicaを再設定する

新しいスマホのおサイフケータイアプリには、古いスマホと同じGoogle アカウントでログインしてください。異なるアカウントではSuicaを移行できません。

また、Google ウォレットに登録したカードやPayPayなどの決済アプリも、それぞれ個別に手続きが必要です。機種変更の前に、各サービスの公式Webサイトで手順を確認しましょう。

契約内容・解約条件を確認する

機種変更の前に、利用中の料金プランやスマホ代金の分割払いの残り、補償サービスの適用条件を把握しておきましょう。残価設定型のプラン(一定期間経過後にスマホを返却することで、毎月の支払い額を抑えられるプラン)でスマホを返却する場合は、返却期限やスマホの状態にも注意する必要があります。

また、携帯電話会社を乗り換える場合は必要な手続きが異なり、契約内容によっては契約解除料などの費用が発生することもあります。事前に各社の公式Webサイトで最新の情報を確認しましょう。

※各社の契約解除料に関する公式情報は以下のリンクをご参照ください。

キャリアメールを引き続き利用する場合は持ち運びサービスを利用する

携帯電話会社が提供するキャリアメール(「@rakumail.jp」などの携帯電話会社独自のメールアドレス)は、同じ携帯電話会社で機種変更する場合、新しいスマホでもそのまま利用できます。

一方、携帯電話会社を乗り換えて同じメールアドレスを使い続けるには、乗り換え前の会社が提供する有料のメール持ち運びサービスへの申し込みが必要です。多くのサービスでは、解約後31日以内などの申し込み期限が設けられているため、事前に各社の条件を確認しておきましょう。

スマホの機種変更で必要なもの

機種変更の手続きに必要なものは、携帯電話会社や購入方法によって異なります。一般的には、次のものを用意しておくとよいでしょう。

・契約中の携帯電話会社のアカウント情報(ID・パスワード)
・本人確認書類(下取り・購入プログラムの利用など、手続き内容によって必要な場合)
・クレジットカードや支払い口座情報
・現在利用しているスマホ(データ移行やSIMカードの差し替えに使用する場合)
・同意書などの必要書類(代理人や未成年者が手続きする場合)

携帯電話会社を乗り換えて電話番号を引き継ぐ場合は、MNP予約番号が必要になることがあります。ただし、MNPワンストップを利用する場合は不要です。事前に手続き先の公式Webサイトで必要なものを確認しましょう。

スマホの機種変更手順

機種変更とは、携帯電話会社との契約や電話番号はそのままに、スマホ本体だけを新しくすることです。機種変更をする場合の手順は、主に以下のとおりです。

・新しい機種を用意する
・SIMカード・eSIMを設定する
・APN(アクセスポイント)を設定する

それぞれ順番に解説します。

新しい機種を用意する

まずは機種変更用の新しいスマホを用意します。主な購入場所ごとのメリットと注意点は以下のとおりです。

購入場所

メリット

注意点

店頭(携帯電話会社のショップ)

対面で相談しながら選べる
サポートを受けられる

来店予約や手数料が必要な場合がある

家電量販店

複数の携帯電話会社や機種を比較しやすい

名義変更など一部の手続きには対応していない場合がある

オンラインショップ

24時間手続きできる
待ち時間がない

データ移行や初期設定は自分で行う

店頭や家電量販店ではスタッフに相談できる安心感があり、オンラインショップでは自宅で好きな時間に手続きできる手軽さが魅力です。サポートの必要性や生活スタイルにあわせて選びましょう。

なお、中古のスマホや型落ちの機種を新たに購入して利用する場合は、SIMロック(特定の携帯電話会社のSIMカードしか使えないようにする制限)の有無を確認しましょう。

あわせて、利用する携帯電話会社の周波数(電波の種類)に対応しているか、動作確認済みの機種かも事前に確認してください。

SIMカード・eSIMを設定する

新しいスマホが用意できたら、SIM(電話番号や通信を使うためのICカード・情報)を設定します。

店頭で機種変更した場合は、その場でスタッフが設定を済ませてくれることが多く、自分で作業する必要はありません。オンラインショップで購入した場合や、中古スマホ・型落ちの機種を自分で用意した場合は、自分で設定します。

SIMには、カードを差し込む物理SIM(SIMカード)と、スマホ本体に内蔵されたeSIMがあり、タイプによって設定方法が異なります。

物理SIMの場合は、古いスマホからSIMカードを取り出し、新しいスマホへ差し替えます。差し替えの際は、以下の点に注意しましょう。

・SIMカードを抜き差しする際は必ず電源を切る
・SIMカードに触れる前に金属製のものに触れるなどして静電気を逃がしておく
・SIMカードのIC部分に直接手で触れない
・SIMカードトレイの切り欠きとSIMカードの向きをあわせる

SIMカードは静電気や汚れに弱い精密部品のため、丁寧に扱いましょう。破損すると再発行の手続きや手数料が必要になることもあります。

eSIMの場合は、カードの差し替えは不要です。契約中の携帯電話会社で再発行または移行の手続きをして、新しいスマホでプロファイル(契約情報)の設定を行います。携帯電話会社や機種によっては、店頭に行かなくてもオンラインショップだけで開通まで完結できる点がeSIMのメリットです。

APN(アクセスポイント)を設定する

APN(アクセスポイント)とは、スマホをインターネットに接続するための接続先情報のことです。SIMの設定後、APN(アクセスポイント)を設定すると、モバイル回線でのデータ通信を利用できるようになります。

ただし、携帯電話会社やスマホによっては自動で設定されるため、すべての機種変更で手動の設定が必要になるわけではありません。データ通信ができないときに、以下の方法を確認しましょう。

iPhoneの場合
1.SIMを設定した状態でiPhoneの電源を入れる
2.Wi-Fi®またはパソコン経由でアクティベーション(初期設定)を進めると、APNは自動で設定される
3.APNが自動で設定されず通信できない場合は、携帯電話会社が案内する構成プロファイルをインストールする

Androidスマホの場合
1.「設定」アプリを開き、「接続」>「モバイルネットワーク」>「APN」と進む
2.一覧に契約中の携帯電話会社が表示されていればタップして選択する
3.表示されていない場合は「追加」をタップし、携帯電話会社から案内されている設定情報を入力・保存する

スマホの機種やOSのバージョンによってメニューの名称や手順が異なることがあります。うまく設定できないときは、契約中の携帯電話会社の公式Webサイトで案内を確認しましょう。

スマホの機種変更後にやるべきこと

新しいスマホを入手したら、バックアップを復元し、アプリの設定を行いましょう。ここでは、機種変更後に新しいスマホで行うセットアップについて解説します。

なお、操作方法はスマホの機種やOSのバージョンによって異なるため、詳しくはメーカーや各サービスの公式Webサイトをご確認ください。

データの復元・アプリの引き継ぎをする

新しいスマホの初期設定では、事前に作成したバックアップからデータを復元します。

iPhoneは初期設定中に「iCloudバックアップから復元」を選択し、Androidスマホは古いスマホと同じGoogle アカウントにログインすると、連絡先や写真などのデータを戻せます。

復元が完了したら、LINEや電子マネーなど、事前に引き継ぎ準備をしたアプリやサービスを、それぞれの手順に沿って引き継ぎましょう。必要に応じて、新しいスマホでアカウントにログインし直します。

なお、iPhoneとAndroidスマホの間など異なるOS間で機種変更する場合は、一部のアプリやアプリ内データ、決済サービスを引き継げないことがあります。大切なデータがあるアプリは、移行できるかどうかを機種変更前に確認しておくと安心です。

不要なウィジェット・プリインストールアプリを整理する

新しいスマホのホーム画面には、時計や天気予報などのウィジェット(ホーム画面に置ける小型の機能パネル)が配置されていることがあります。また、スマホには、プリインストールアプリ(携帯電話会社やメーカーがあらかじめ製品にインストールしているアプリ)が含まれている場合もあります。

ウィジェットやプリインストールアプリの中には、バックグラウンドで通信したり、ストレージ容量を使用したりするものもあるため、使わないものは整理しておきましょう。

多くの機種では、ウィジェットは長押しで表示されるメニューからホーム画面上の表示を解除でき、必要になれば再び追加できます。プリインストールアプリは削除できないものもありますが、Androidスマホでは、機種やアプリによっては無効化できる場合があります。

操作方法は機種によって異なるため、詳しくはお使いのスマホのマニュアルを参照しましょう。

セキュリティを設定する

iPhoneでは、パスコードを設定したうえで、対応機種ではFace ID(顔認証)またはTouch ID(指紋認証)を登録できます。紛失時に位置を確認できる「探す」が有効になっているかも確認しましょう。

Androidスマホでは、PINやパスワードなどによる画面ロックを設定し、必要に応じて指紋認証や顔認証も登録しましょう。また、紛失時にスマホの位置確認やロックなどができる「Find Hub」を利用できる状態かどうかを確認してください。

古いスマホを下取りに出す

使わなくなった古いスマホは、一定の条件を満たしていれば下取りに出すことができます。中古スマホショップに買い取ってもらう方法のほか、携帯電話会社の下取りサービスを利用する方法もあります。

携帯電話会社の下取りサービスを利用すると、古いスマホの査定額に応じて現金やポイントなどを受け取れる場合があります。

楽天モバイルの「スマホ下取りサービス」では、Webサイトで簡単に見積もり金額を確認できます。申し込み時に引取日時を予約し、当日は訪問した配達員へスマホを渡すと、引き渡しが完了します。査定価格が確定すると、1カ月程度で下取り金額分が楽天ペイ残高にチャージされます。

なお、申し込み時には本人確認書類のアップロードが必要です。

手元に置いておく場合は、Wi-Fiに接続してインターネットを利用するなどし、2台目のスマホとして活用してもよいでしょう。

iPhoneを初期化する方法

下取りに出す前に、次の手順でiPhoneを初期化しておきましょう。

1.「設定」アプリを開き、画面上部の自分の名前をタップして「サインアウト」する
2.「設定」アプリに戻り、「一般」をタップする
3.「転送またはiPhoneをリセット」>「すべてのコンテンツと設定を消去」の順にタップする
4.「続ける」をタップする
5.画面の案内に沿って、パスコードやApple Accountのパスワードを入力する
6.iPhoneが完全に消去されるまで待つ

サインアウトを行うと、盗難対策機能の「iPhoneを探す」が自動でオフになります。

手順1でサインアウトせずに初期化すると、元の持ち主以外は使えなくなるアクティベーションロックが解除されないまま残ることがあり、下取りを断られる原因にもなるため、必ずサインアウトを済ませてから消去しましょう。

Android™スマホを初期化する方法

Androidスマホは、次の手順で初期化しましょう。

1.Google アカウントのユーザー名とパスワードを確認し、データのバックアップを取る
2.「設定」アプリを開き、「アカウントとバックアップ」>「アカウントを管理」と進み、Google アカウントを選択して、「アカウントを削除」をタップする
3.「設定」アプリに戻り、「一般管理」>「リセット」>「デバイス全体の初期化」の順にタップする(Android 13以下の場合は「工場出荷状態に初期化」)
4.内容を確認して「リセット」をタップし、「全て削除」をタップする
5.リセットが完全に終了するまで待つ

Androidスマホには、初期化後の最初の設定時に元の持ち主のGoogle アカウント情報の入力を求める盗難対策機能(FRP:出荷時リセット保護)があります。

アカウントを残したまま初期化すると、次の利用者がスマホを使えなくなるおそれがあるため、初期化の前に必ず手順2でGoogle アカウントを削除しておきましょう。

なお、機種やOSのバージョンによってメニューの名称が異なることがあります。手順どおりに進められない場合は、お使いのスマホのマニュアルを参照しましょう。

スマホの機種変更はオンラインショップが便利

スマホの機種変更は、データのバックアップやアプリの引き継ぎ準備を済ませたうえで、新しい機種を用意し、必要に応じてSIM・APNの設定を行えば、自分でも進められます。入手方法や機種によってはSIM・APNの設定が不要なこともあるため、契約中の携帯電話会社の案内を確認しましょう。

また、機種変更後は、新しいスマホでのデータ復元や古いスマホの初期化も忘れずに済ませておきましょう。

新しいスマホの購入先に迷ったら、24時間好きなタイミングで手続きできるオンラインショップが便利です。店頭に足を運ぶ時間が取れない人でも、自宅で自分のペースでじっくり選べます。

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